今選ぶなら絶対認可外保育園 その2

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前回私たち夫婦の娘が通う認可外幼稚園の運動会のことを書きました。本当にこの保育園・幼児舎の運動会を見たときは衝撃でした。

できるだけ小さいころから運動や習い事はさせていたほうが後々小学校にあがったときに大変役に立つとお話ししてきました。今回もこのグループの運営する保育園・幼児舎のいいところをもう少しお話ししていこうと思います。

運動会の出来栄えがすさまじいということは前回の記事に書きました。まだ年端も行かぬ子供たちにこんなことさせていいのかと何人かの常識ある大人は思うでしょう。人間ピラミッドさせたり、連続跳び箱なんて、一つ間違ったら大けがにつながると。確かにそうだと思います。

でもこの保育園・幼児舎の子供たちは何一つ不満も言わず先生方を信じ切って演技しています。そしてこの保育園・幼児舎に通わせる親御さんからのクレームを聞いたことは私たち夫婦はありません。

私自身最初、そんな無理させて大丈夫かと嫁と話しました。しかしながら娘は何一つ文句言わず楽しそうに練習していると言います。「私一番小さいから3段目、一番上に乗って、立つの」と。体の大きさなど配慮しないといけないところはしっかりやっているんだなとは思います。

人間ピラミッドのイラスト

私たち親は子供が怪我したらいけないと、知らず知らず過保護になっていたのではないかと反省させられます。子供の可能性を信じないと。突き放すときは突き放さないといけないのかと。

この保育園・幼児舎の大きなイベントのもう一つに「お遊戯会」があります。お遊戯会というと小さな子供たちが手にボンボンを持って体を好き勝手にフリフリ動かしているイメージが浮かぶと思います。とんでもない。

確かに1歳、2歳の子らのお遊戯はそんなかんじです。そして、先生方が前に立って演じるのを子供たちが真似ています。ごく普通に子供の演技です。しかしながら年少さんくらいから、先生の姿が突然居なくなります

地面にビニールテープを張っていて、子供たちはその通りに動いているのです。確かにすべて完璧かというともちろんそうではありません。ぐずる子もやはり何人かは居てます。

また、そんな上手でないときもあります。振り付けも間違っていて統一感があまりない時もあります。でも先生は修正に出てきません。子供たちを信じているからだと思います。そしてもちろんその親から見れば完全に許容範囲です。

「間違ってもいい、たくましく育ってほしい」。昔そんなかんじのコマーシャルがあったのを思い出しました(大昔ですね、知らない方が多いのでは)。間違うも個性、そんな感じでしょうか。本番にわざわざ訂正しなくても、自分の思うとおりに踊ればいい、そう思っているのかもしれません。

そんなのんきなことを言ってられるのもここまで。年中さんからは違います。まずは年中・年長さんのエイサーです。沖縄の郷土踊りと言えば「エイサー」。小学校では必ず何度も演舞します。私の娘が小学校にこの4月から通っていて、この小学校の運動会のエイサー4年生(?)の演舞を見たときのことです。

エイサーのイラスト

年長さんに負けている子がいる。そうなんです、この幼児舎のお遊戯会で舞う何人かの子はまさに「キレッキレ」の子もいて目を見張ります。もちろん正確に比べれば4年生のほうがうまいに決まっています。でも幼児舎の子供たちの演技を見た後では物足りないという意味です(もっとうまくてもいいんじゃないみたいな)。

70を過ぎているであろう細身の園長さんが大太鼓を担ぎ、その周りを固める男女の先生方がともに爽快に舞います。そうです、先生方が見本となって舞を引き締めていて、園児たちもそれに合わせて舞います。見ていて退屈しない、子供たちの笑顔がこぼれまくっているのを感じます。

それに、やっぱり出てきたなと感じるのは年中、年長さんがそれぞれに行うオペレッタです。特に年長さんのは見ごたえばっちりというか、本当か!! と突っ込みたくなる、程のできと言えばわかりやすいのかと思います。

「オペレッタとはヨーロッパ生まれの音楽劇の一種です。
歌やオーケストラの演奏する音楽と、セリフの部分から成り立っています。
日本では以前は「喜歌劇」と訳されていたこともあるように、コミカルで楽しい内容の作品がほとんどですが、ごく稀に切ない物語も残されています」。

東京オペレッタ劇場の公式サイトより)

年長さんが劇するの? 「はい」します。 
セリフもいうの?   「セリフ」は口パクで
先生の補助は?    「一切ありません」
時間は?       「一部二部に分かれ、それぞれ10分ほど 休憩も10分ほど」

先生が出てこないのはこの保育園・幼児舎通りでいいのですが。私が驚いたのは一昨年の劇中でのことです。
劇名は忘れてしましましたが(多分”くるみ割り人形”だったような)、主役を演じる男の子の演技がずば抜けていました。何がすごいかというと本当にその役になりきっていい演技をするのはもちろんのことですが・・・あるアクシデントが起きたのです。誰もが予想だにしないアクシデントが・・・

それは演技も後半のころでした、フィナーレに向かい劇が盛り上がっていくまさにその時・・・
なんと「停電」・・・。私たちも何が起こったのか判断に苦しみました。

停電のため次へと進む、「音楽、セリフ」が流れてこないのです!! 劇が止まりました。
けれどその主演を演じる男の子は微動だにしません。右手を高々とあげて停止の姿勢です。まさに止まったままの姿勢。そして助けを求める兆しを微塵にも見せません。もちろん先生方も出てきません。

やがて会場がざわつき始めました。長く感じました。おそらく1,2分だったかと思います。舞台に電気がともりました。そして音楽、セリフが流れ始めました。その男の子は待ってましたとばかりに舞を続け始めたではありませんか。

衣装を着て踊る男の子のイラスト

その間先生方は全員電気復旧に全力を尽くしていたのでしょう。それかどこでどう演技を終わらすべきかとそのタイミングを必死に探していたのではないでしょうか。

オペレッタが終わったあと会場からスタンディングオベーションが起こりました。まさに感動、私も嫁も手が腫れ上がるくらいに拍手をしたのを覚えています。 

決して起こるべくして起きた事故ではありません。そんなことにも誰一人子供たちは動ぜず、必死に演技を続けました。先の運動会でも述べましたが、先生と子供たちの絆がそうさせているのではないでしょうか。いい演技を見せてもらいました。私たち娘の回も楽しく観劇しましたが、1年前のこの回はまさに感動を届けてくれました。本当に感謝です、ここに預けることができてよかった、感激です。

最後までお読みいただきありがとうございます。ぜひみなさんのお子さん方もこのような経験を積んで大きくなっていただけたらと思い書いてみました。保育園選びの参考になれば何よりです。                                                              

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